はじめに
クルマ好きの皆さん、今回はちょっと特別なモデルをご紹介します。国内ブランドミツオカが、SUV市場において唯一無二の存在感を放つモデルとして展開してきた「バディ(Buddy)」。その最新ニュースとして今回、 150台限定の再生産/再販売モデル が2025年10月24日から先行予約受付を開始する、というアナウンスが出ています。
この「限定最終150台」仕様は、これまでのバディとは一味違う装備や仕様が盛り込まれており、気になる価格も726万円という設定です。
本記事では、このバディ最新モデルを、外観・内装・ボディサイズ・パワートレイン・安全装備・燃費・グレード・ライバル車・歴代モデルとの比較・維持費とリセールバリュー・購入検討のポイントに至るまで、5000字超/1万字未満のボリュームで詳しく掘り下げていきます。クルマをこだわって選びたい、希少性も重視したいという方には必見です。
外観(エクステリア)
まず外観から見ていきましょう。バディの魅力の一つは、その“アメリカンレトロ”スタイル。ベースは大手ブランドトヨタ RAV4ですが、ミツオカが専用意匠を入れ込んでおり、街でもアウトドアでも人目を引く存在感があります。
頭/フロントマスク
フロントでは逆スラントノーズ、2段型ヘッドライト、そして大きなクロームグリルという構成。80年代米国SUVっぽさを漂わせつつも、現代の走りにも応えるフォルムになっています。
クロームパーツやメッキモールがふんだんに使われており、レトロ×ゴージャスな印象を与えます。
限定モデルでは、従来オプション扱いだった「パノラマムーンルーフ」「デジタルインナーミラー」「アクセサリーコンセント」「サイドメッキモール」が標準装備となっており、外観・装備ともに上質感がアップしています。
サイド・ボディシルエット
サイドから見ると、ベースRAV4のシルエットを残しつつ、フェンダーアーチやルーフライン、ミラーなど細部に専用意匠が入っています。 「自然体でサラリと乗りこなせる相棒」をコンセプトに、アウトドア・都会使い両面を意識したデザインです。
また、ボディカラーも5色展開と絞られた設定で、定番のモノトーン2色、「ノースカロライナブルー」、新色として「アイスマングレー」「ビーチグレージュ」が追加されています。色の選び方も限定モデルならではの演出が効いています。 
リアビュー
リヤは縦型テールランプ、専用デザインバンパー、そして文字エンブレム等でオリジナリティを強く打ち出しています。街中で「おっ?」と目を引く後ろ姿。視線を獲るという点で、バディは非常に優れていると言えます。
外観総評
レトロな雰囲気と現代技術の融合。限定150台という設定も手伝い、「他人と被らない」「希少性が高い」という価値も加味されます。デザインに対して好き嫌いは分かれるかもしれませんが、こだわる方には強く刺さる外観です。
内装(インテリア)
続いて内装です。外観のインパクトに負けない質感・装備が採用されており、乗るたびに「特別感」を感じられるつくりになっています。
質感・デザイン
専用レザーシート&インテリアトリムが用意され、シート表皮には合成皮革+ステッチが入る仕様となっています。ボディカラーに合わせたトリムセットも選べるなど、統一感ある高級感が演出されています。
さらに開放感を追求する「電動パノラマムーンルーフ」も標準装備され、天井からの光・視界も確保されています。
室内空間・快適性
室内長×幅×高が1,890×1,515×1,210 mmという数値も公表されており、5名乗車を前提にしたゆとりの設計です。
ラゲッジスペースも「クラストップレベル」とする表現がされており、アウトドアやレジャー利用を視野に入れた使い勝手も備えています。インテリアに関しては、デザイン性と実用性がバランス良く確保されている印象です。
装備面
最新限定モデルでは、従来オプションだった装備が標準化。例えば「デジタルインナーミラー」「アクセサリーコンセント」「サイドメッキモール」などが標準装備となっています。
加えて、10.5インチディスプレイオーディオやETC 2.0、テレビ(フルセグ)、通信型ナビ等が搭載されていることも仕様表から確認できます。
内装総評
「見た目が良いだけではない」「実用性も確保されている」内装という印象です。特別仕様であることを内装でもしっかりアピールしており、価格帯を考えても納得できるクオリティと言えるでしょう。
ボディサイズの現行型との比較
この項では、バディのボディサイズを確認し、ベースとなるRAV4や過去モデルとの比較も交えて解説します。
バディ最新モデルのサイズ
公式スペックによれば、全長×全幅×全高:4,730×1,865×1,685 mm、ホイールベース:2,690 mm、最低地上高:190 mmです。
例えば、ベースモデルのRAV4では、全長4,600×全幅1,855×全高1,685 mm、ホイールベース2,690 mmという数値が紹介されています。
このことから、バディは全長が+130 mm程度延長されており、幅および高さもやや拡大、ホイールベースは同じという構成です。
何が変わったか?
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全長延長によるスタイリング強化:全長が拡大されたことで、フロントからリアへ伸びやかな印象が生まれ、アメリカンSUVらしい堂々とした立ち姿が強調されています。
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ホイールベース同じ=基本シャシ構成はRAV4と共通:同じホイールベースということは走行安定性や操縦特性の基本感覚はベース車と近いということが想像されます。
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最低地上高の確保:190 mmという値はSUVとして十分なクリアランスを持つ仕様で、ちょっとした未舗装路やアウトドア利用にも配慮されていると言えます。
過去モデルとの比較
過去のバディスペックでは、全高が1,685〜1,690 mm、車両重量が1,550〜1,740 kgという数値が紹介されています。
つまり、最新モデル(限定150台仕様)においても大きな仕様変更ではなく、デザイン・装備面でのブラッシュアップが中心であることがうかがえます。
ボディサイズ総評
ベース車のRAV4から、適度な拡張を加えつつもシャシ骨格を活かした設計という点が非常に巧みです。デザインのために極端にサイズを変えることなく、バランスを保っているあたりがミツオカらしいアプローチと言えます。サイズ感としては、街乗り+レジャー使いともに難なくこなせる「ちょうどいい」守備範囲を持っています。
パワートレインとスペック
クルマ選びにおいて走り・燃費・ドライブフィールは重要な要素。ここでは、バディ最新モデルのパワートレインと関連スペックを整理します。
エンジン&ハイブリッド仕様
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ガソリン車:直列4気筒2.0L「Dynamic Force Engine」出力171 ps/トルク21.1 kgf·m。
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ハイブリッド車:直列4気筒2.5L+フロントモーター+リアモーター(4WD仕様)で、システム最高出力 E-Four 222 ps、FF 218 ps。
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トランスミッション:ガソリン車は「Direct Shift-CVT」、ハイブリッド車は電気式無段変速機。
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駆動方式:FFおよび4WD(E-Four)対応。最新限定モデルでは2.5LハイブリッドE-Fourのみの1グレード設定。
ドライブフィール&技術ポイント
例えば、2.5LハイブリッドE-Four仕様では、前後にモーターを配置することでレスポンスの良さと静粛性、そして4WDならではの安定性を確保しています。
ガソリン仕様のDirect Shift-CVTも、発進用ギヤ機構を追加することで「通常のCVTのスムーズさを維持しつつ、発進・加速フィールを改善」している点が特徴です。
最新限定モデルの仕様
今回の再生産モデルでは「HYBRID DX(2.5Lハイブリッド/E-Four)」のみという絞り込みがなされており、装備内容もこれまでオプション扱いだった装備を標準化するなど、「高質・限定感」の演出が強化されています。
パワートレイン総評
チューニング的には過激ではありませんが、ベース車の信頼性・性能を活かしつつ、装備と質感で差別化を図っている印象です。ハイブリッドE-Fourに一本化したことで、「豪華&安心感重視」という方向性が明確です。
安全装備について
安全性能も、現代車として必要な装備水準をしっかり満たしています。特に限定モデルにおいては安全・快適装備の標準化が進んでいます。
主な安全装備
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予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense 第2世代」:昼間の自転車や夜間歩行者検知、車間距離制御、レーン維持支援LTAなど。
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RSA(ロードサインアシスト):交通標識をメーター内ディスプレイに表示。
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RCTA(リアクロストラフィックアラート)+BSM(ブラインドスポットモニター):後退時・側方からの接近車両を検知し警告。
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デジタルインナーミラー(前後録画機能付):視界拡大・記録機能搭載。
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パーキングサポートブレーキ(前後静止物)+パノラミックビューモニター等、駐車支援にも配慮。
限定モデルならではの安全装備強化
今回の限定150台モデルでは、従来オプションだった装備が標準化されており、安心・快適装備の底上げが図られています。外観・内装だけでなく安全面でも“特別仕様”になっています。
安全装備総評
“見た目重視”“希少性重視”というモデルではありますが、安全装備もしっかりと現代水準に合わせており、安心して日常使いできる仕様になっているのが好印象です。高価格帯モデルとして、こうした装備の標準化はむしろ必須とも言えます。
燃費
ミツオカ・バディ(2.5Lハイブリッド/E-Four)の実燃費は、同一パワートレインを持つRAV4ハイブリッド(E-Four)のオーナーデータと、バディの実走行レビューを重ねてみると、「街乗り:12~15km/L」「郊外~高速:16~20km/L」というレンジに収まるケースが多いのが実態です。とくに70~90km/h前後の一定速巡航で数値が伸びやすく、短距離の信号多めの環境では落ち込みやすい、という声が目立ちます。
実オーナーの声から見える“リアル”
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ハイブリッドDX(E-Four)で「14.5km/Lくらい」という報告。日常使いの積み重ねでおおむね13~15km/L台に収束している様子がうかがえます。
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走行シーン別の傾向として、街乗り7~11km/L/郊外・高速15~18km/Lというユーザー体験も。これはガソリン2.0L車の例ですが、「巡航で伸びる・短距離で落ちる」という法則はHVでも同じです。
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ベース車のRAV4ハイブリッド(E-Four)では、グレード別のユーザー平均が16~19km/L台に並ぶ事例が多く、同系パワートレインの“現実的な上限値”としての参考になります。バディは意匠や加飾で若干重く・空力もやや不利になりやすいぶん、RAV4より1割前後低めに着地するイメージを持っておくと堅実です。
一言でまとめると、**「日常の街乗り中心で13~15km/L、週末の中長距離が絡むと15~18km/L、条件が良い高速一定巡航で18~20km/L前後」**というのが、オーナー体験と兄弟車データをならした“現実解”です。
使い方別の目安早見表(筆者試算)
| シーン | 走行条件イメージ | 実燃費の目安* |
|---|---|---|
| 日常の街乗り | 片道5~8km、信号・渋滞あり、暖機多め | 12~15 km/L |
| 郊外の流れ良好 | 片道10~20km、信号少、平均40~60km/h | 15~18 km/L |
| 高速・ロングツーリング | 80~100km/h一定、渋滞少 | 18~20 km/L |
| 冬の短距離多め | 外気温5℃以下、暖房使用、短距離反復 | 10~13 km/L |
* 上表は、バディ(HYBRID/E-Four)とRAV4 HVのユーザー実績をもとにした筆者のレンジ目安です。個体差・装着タイヤ・外気温・積載・交通事情で上下します。
各グレードごとの販売価格は?
価格情報は購入検討において非常に重要な項目です。限定150台モデルの価格および過去モデル価格を整理しましょう。
限定150台モデル価格
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「HYBRID DX(2.5Lハイブリッド/E-Four)」:7,260,000円。
この価格は、前モデルの同グレード価格に比べ787,600円アップしており、その分、オプション装備が標準化された価値向上版という位置付けです。
過去モデル価格例
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2Lガソリン車「20ST」FF:5,190,900円、4WD:5,386,700円。
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2Lガソリン車「20DX」4WD:5,886,100円。
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2Lガソリン車「20LX」4WD:6,089,600円。
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2.5Lハイブリッド車「HYBRID ST」FF:5,744,200円、E-Four:5,965,300円。
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2.5Lハイブリッド車「HYBRID DX」E-Four:約6,472,400円。
価格比較の視点
限定モデル価格7,260,000円という数字は、過去モデルと比べても大幅なアップです。しかし、限定であること、装備充実であること、希少価値があることを考慮すれば、一定の“プレミアム価格”であると理解できます。価格だけで見ると高額ですが、他ブランドのプレミアムSUVと比較すれば、装備・差別化内容を踏まえた評価が可能です。
価格総評
価格を受け入れられるかどうかは、購入者の価値観次第。「希少性+デザイン重視+装備充実」で“他人と被らない”という点を重視するなら、合理的と捉えられます。一方、燃費や実用性・価格対性能比を重視する層にはハードルの高い設定とも言えます。
販売予定時期は?
販売・予約スケジュールも購入検討には欠かせません。最新モデルのスケジュールを整理します。
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本モデル(150台限定再生産モデル)は、2025年10月23日に発表され、10月24日から先行予約受付を開始。
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“予定台数に達し次第終了”というアナウンスがされており、限定150台という数が非常に少ないため、予約開始直後から動きが早い可能性があります。
購入検討者へのアドバイス
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限定数が150台と非常に少数であるため、発表直後〜予約受付直後に動いた方が良いでしょう。
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販売時期と納車時期を確認しておくこと。過去モデルでは、受注から納車まで長期間待たされた例もあり、納期や納車時期は重要です。
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予約時にはボディカラーの選択(特に限定色30台など)やオプションの有無など、仕様をあらかじめ確定させておくことが望ましいです。
販売時期総評
限定モデルゆえに“早期動意”が予想されます。購入を検討している方は、情報収集を早めに開始し、予約体制を整えておくことをおすすめします。
ライバル車との比較(優っている点)
次に、バディが競合しうるSUVモデルと比較し、特に「優っている」と言える点を整理します。比較対象としては、同セグメント・価格帯のプレミアムSUV、あるいはデザイン重視のブランドモデルを想定します。
優っている点
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希少性・デザインの独自性
バディは150台限定再生産という設定。加えてアメリカンレトロ+国内ブランドという希少なコンセプト。これにより「他人と被らない」「特別感」が他モデルに比べて際立ちます。 -
ベースの信頼性
ベース車であるRAV4のプラットフォーム・駆動系を活かしているため、メカニズム面での信頼性・パーツ供給性にも安心感があります。 -
装備充実と質感
限定モデルでは、装備(ムーンルーフ・デジタルインナーミラー・アクセサリーコンセント等)が標準化されており、価格だけでなく実質的な“価値”も向上しています。 -
レジャー・街乗り両立
サイズ・室内空間・ラゲージ容量など“実用性”も備えた設計。レトロな見た目だけではなく、使えるSUVとしての顔を持っている点が強みです。
注意すべき点(比較上)
逆に言えば、「燃費」「価格対性能比」「メンテナンスコスト」などでは、他モデル(特に量産プレミアムSUV)に軍配が上がる可能性があります。比較する際は、これらの点も併せて検討すべきです。
ライバル比較総評
「唯一無二の存在を求める」「デザイン・限定性を重視する」方には非常に魅力的なモデルです。逆に「コストパフォーマンス」「燃費・維持費重視」の方には、ライバルモデルを併せて検討するのが賢明です。
歴代モデルとの比較
このセクションでは、バディの登場背景・過去モデルとの仕様変化を見て、最新モデルの位置づけを明確にします。
登場背景
ミツオカが初めてSUVを手がけたモデルとして、バディは2020年11月26日に発表されました。ベースにはRAV4を採用し、アメリカン・レトロスタイルを追求。
当初から人気を集め、販売予定台数を年間150台から300台へ増産するなど、需要が高かった経緯があります。
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初期モデルではガソリン2.0L・ハイブリッド2.5Lの両グレード設定。サイズ・スペックもほぼ同等。
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2021年・2022年にかけて一部改良が入り、アルミホイール意匠変更、シートベンチレーション標準化、デジタルインナーミラー録画機能などが追加。
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今回の限定モデルでは、さらに装備を充実化し、仕様を1グレードに絞ることで“最後の特別仕様”として位置づけられています。
過去モデルとの比較総評
過去モデルとの違いを整理すると「装備の標準化」「特別仕様化」「限定生産化」という流れが見えます。つまりバディは、初期モデルから“希少性=価値”を訴求し続けており、最新モデルではその価値がさらに強化されたと言えます。
年間維持費
クルマを購入するときに、購入価格だけでなく維持費も考慮すべきです。ここでは目安として、バディを所有する際の年間維持費を整理します(概算・参考値です)。
維持費の主な項目
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自動車税:排気量2.5L級ですから、都道府県による税率で年額約39,500円(2025年時点)程度が想定されます。
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重量税・自賠責保険・任意保険:車両重量1,760kg級を考慮すると、重量税・任意保険料はやや高めになる可能性があります。
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車検費用:5年目・7年目等の節目では、タイヤ・ブレーキ・消耗品交換が発生しやすいので、10万〜20万円程度を見ておくと安心です。
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燃料費:ハイブリッド車であっても、車重・サイズを考えると年間走行距離1万km・燃費12 km/L(仮定)で概算すると約13万円程度(ガソリン価格150円/Lで)になります。
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その他諸費用:駐車場・洗車・タイヤ交換・消耗品交換など。
年間維持費概算
たとえば以下のように試算できます(概算):
| 項目 | 年額目安 |
|---|---|
| 自動車税 | 約39,500円 |
| 任意保険料 | 約70,000~150,000円(年齢・等級・地域による) |
| 燃料費 | 約130,000円(走行距離1万km・燃費12km/L想定) |
| 車検・整備費 | 約100,000~200,000円(年平均換算) |
| その他(駐車場等) | 地域により大きく変動 |
| 総合目安 | おおよそ30~40万円/年程度以上と考えておくと安心 |
維持費総評
高級感・希少性あるモデルであるため、維持費も一般的なコンパクトSUV比ではやや高めに見ておく必要があります。ただし、買ってから“後悔”しないためにも、維持費見込みを最初から計算しておくことが肝要です。
リセールバリュー
限定150台モデルという条件は、将来的な資産価値(リセールバリュー)にも大きな影響を与える可能性があります。ここでは、バディのリセール面を考察します。
プラス要因
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限定生産150台=希少性が高い。市場に出回る台数が少ないという意味で、中古市場でのプレミアム化が期待できる。
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ブランド・仕様・デザインが明確な“コレクター要素”を持っているため、欲しい人には“価値”と捉えられる可能性があります。
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ベース車(RAV4)のメカニズムを活かしているため、中古車でも整備・部品供給の観点で安心感あり。
マイナス要因・注意点
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車体価格が非常に高額なため、購入価格を回収できるほどの値上がりが必ずしも保証されるわけではない。
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維持費・燃費・車検費用が一般車より高めというハンデもあり、中古購入希望者が限定される可能性。
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市場に出てくる台数そのものが少なければ、“売りたいときに売れる”とは限らない流動性リスクあり。
リセールバリュー総評
「将来的に売りやすい・価値が残るクルマ」という観点ではかなり有利な部類に入ります。ただし、“確実に値上がりする”という保証はありません。購入を検討する際には、長期所有・楽しむ目的を持った選び方がベターでしょう。
購入検討のポイント
購入を真剣に考えるなら、以下のチェックポイントを押さえておきましょう。
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限定150台という希少性を理解する
台数が非常に少ないため、予約→納車→所有という流れが一般車よりシビア。早期予約・仕様確定が重要です。 -
仕様・装備内容を確認
限定モデルでは従来オプションが標準化されているため、何が含まれて何がオプションなのかを販売店で細かく確認しましょう。特に専用カラー・限定カラー(例:グローブワンホワイトパールⅡ30台限定)などの条件は仕様によって変わります。 -
維持コストの見込みを立てる
高価格帯モデルゆえ、維持費も高めに見ておく必要があります。年間30〜40万円超のコストを見込んでおくと安心です。 -
用途・使い勝手の確認
デザイン重視モデルですが、5人乗り・ラゲッジ容量・駆動系(E-Four)を備えており、実用性も確保されています。が、高速巡航・燃費・長距離ドライブでの快適性など、自身の用途に合うかどうか試乗・確認を。 -
将来性・売却タイミングを考える
希少性ゆえに中古市場では評価されやすいですが、売却時期・市場動向も広く考えておくとベターです。長期所有目的ならば、特に後悔少なく楽しめるでしょう。 -
ベース車との違いを理解する
ベースはRAV4ですので、細かな足まわり・ドライブフィール・燃費性能など、純粋なRAV4と同じではない点も把握しておきましょう。差別化部分(デザイン・装備)に対して価格プレミアムが出ていることを納得できるかが鍵です。
まとめ
「ミツオカ・バディ(Buddy)」最新限定150台モデルは、デザイン・希少性・装備充実という点で非常に魅力的な一台です。アメリカンレトロな雰囲気をまといながら、ベース車の信頼性も確保されており、実用性と個性という相反する要素をバランス良く備えています。
ただし、高価格・燃費や維持費のハードル・限定数ゆえの流動性リスクなど、購入にあたっては“価格だけでなく総合コスト・用途・将来性”を含めて検討する必要があります。
もしあなたが「他人と被らない」「特別な相棒としてのSUV」を求めているなら、このバディは候補リストに入れて間違いありません。逆に「コスト重視」「燃費重視」の方は、やや見極めが必要です。
ぜひ、ショールームで実車を確認・試乗し、質感・サイズ・フィーリングを体感してみて下さい。そして、限定150台という“ラストチャンス”に向けて、早めのアクションが勝負の分かれ目となるでしょう。







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